公開日 2025年05月20日
登別市の人口は、昭和58年の59,481人をピークに年々減少しており、令和7年3月末には43,000人台まで減少しており、令和32年には26,000人台まで減少すると推計されています。
同様に、市内の小中学校に通う児童生徒数も、人口のピーク時の8,885人から7割以上減り、令和7年5月には2,500人台まで減少しており、今後もさらに減少していくことが予測されます。
市内の全児童数生徒数が減少することで、市内の各小中学校の全校児童数生徒数が相対的に少なくなり、1校あたりの学校規模が小さくなります。
児童生徒数が少なくなることにより、教師の目が児童・生徒に行き届きやすくなり、指導がきめ細かくなる面があるほか、子ども同士の交流が深まりやすいなどの「良さ」がある一方で、生活面では人間関係が固定化しやすいなどの「課題」があるほか、学習面では集団による教育活動に支障が生じたり、教員の配置数が少なくなることで多様な指導形態を取りにくくなる、免許外指導が生じやすくなるなどの「課題」があり、小規模化が一定程度進むことで、これら「課題」を教職員の工夫でカバーしきれなくなることも考えられます。
そのため、登別市教育委員会では、平成26年5月に「登別市学校適正配置基本方針」を策定し、登別市における学校規模や学級規模の目安、学校統合など規模を適正化するための手法、適正化に向けた取組などに関して考え方をまとめるなど、適正配置に向けた議論を開始しました。
その後、基本方針で示す学校規模・学級規模を下回る学校が出てくるなど、子どもたちの教育環境に課題が生じることが懸念されたことから、令和3年8月に「登別市立小中学校の適正規模・適正配置の指針~将来における小中学校のグランドデザイン~」を策定し、令和3年度から令和37年度までの35年間を3期に分け、児童生徒数の推計に基づき各期で想定される小中学校の適正配置を示すとともに、学校規模・学級規模を下回る学校を対象に具体的な取組を進め、令和7年4月に幌別小学校と幌別東小学校を、令和9年4月に幌別中学校と登別中学校をそれそれ統合することを決定しました。
しかしながら、少子化は当時の推計を上回って進展しており、今後もさらに加速していくことが予測されることから、将来に亘って適正な教育環境を確保するため、学校適正配置を前倒しで進めることとし、令和7年3月には「登別市学校適正配置基本方針」を改訂するとともに、今後、「登別市立小中学校の適正規模・適正配置の指針~将来における小中学校のグランドデザイン~」の見直しを行い、新たに将来における適正配置の姿を示すとともに、引き続き、子ども達の望ましい教育環境を確保するため、学校規模の適正化に向けた取組を進めていきます。
登別市学校適正配置基本方針
登別市学校適正配置基本方針(平成26年5月策定)[PDF:1.01MB]
登別市学校適正配置基本方針(令和7年3月改定)[PDF:730KB]
登別市小中学校の適正規模・適正配置の指針
登別市立小中学校の適正規模・適正配置の指針~将来における小中学校のグランドデザイン~(令和3年8月策定)[PDF:658KB]
グランドデザイン第1期における取組について
登別中学校区における学校規模適正化に向けた取組(ページを移動します。)
※令和9年4月1日に幌別中学校と統合
幌別東小学校における学校規模適正化の向けた取組(ページを移動します。)
※令和7年4月1日に幌別小学校と統合
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